ありがとう。よしおか玩具店ー近鉄河内山本駅付近


よしおか玩具店は、近鉄河内山本駅近くで50年間おもちゃの販売を行っていた。そんな同店は2020年11月3日に閉店するという。本来であれば取材を行いたかったのだが、できる雰囲気もなかったので、コラムで思い出話を語りたい。

昭和の雰囲気が残る同店は50年間、玩具店を経営していた。当然ながら物心ついたときには、そこでおもちゃを買うことが当たり前であった。店内には店長自ら製作したプラモデルがディスプレイされており、行くだけでも飽きのこない演出をしていた。一番の思い出は店の奥に設置されていたプラレール。かなりの大きさでセッティングされていたので、走行する電車をずっと眺めていた。

1980年代~1990年代は、ファミコン、スーパーファミコン全盛期。当時、店内のゲーム売り場には2~3台テレビが設置され、新作ゲームや人気ゲームの映像を流していた。子供たちは、それを見ては『これ欲しい』と思ったものだ。

さらにミニ四駆の第二次ブームには、各所にミニ四駆を展示。また、新作を買い求める子も多くおり、一人一台は持っていたのでは?と思わせるほどだった。

話は尽きない。その次に来たのがたまごっちブーム。毎週お店へ行っても、数量限定で入荷何週間待ちだった。ハイパーヨーヨーも流行したときは、ここで買ったのを覚えている。

このころには、少しずつ成長したので、同店に足を運ぶ回数は次第に減っていった。自身が大きくなれば当然の流れである。

しかし、大人になってからも通うきっかけは生まれた。それは駄菓子の販売を始めたからだ。コンビニ世代ではなく、駄菓子世代だったからこそ、店内で売るようになってからは懐かしさを感じて来店していた。

ネット販売ではなく、実店舗での購入しかできなかった時代だったからこそ、各おもちゃブームに子供たちはお店へと走っていた。とても懐かしい思い出である。

販売の仕方はどれをとっても悪い点は一切ない。しかし店舗であるメリットは集えることだ。昔、おもちゃ屋には子供がたくさんいた。筐体ゲームをしたり、カードゲームをしたりと。

この大阪府八尾市。昔はあって当たり前だった店は高齢化、時代の変化により無くなっている。そのときの生き残り方をしつつ古き良きを残す人もいるだろうが、キッパリ辞めてしまうのも正しい。

多くの子供たちがあの店での思い出を残したことだろう。